観てきました! 映画「パンケーキを毒見する」
日本映画史上初、現役首相を描いたドキュメンタリー映画です。 監督は「菅首相のいいところも悪いところも伝えたい」ということで取材を申し込んだそうですが、首相に近い議員はおろかマスコミ、評論家、ホテルやカフェまで拒否されたとのことでした。
映画の中で、法政大学の上西充子教授の「国会パブリックビューイング」がでてきます。日本学術会議の人事介入問題で、日本共産党の小池晃さんが質問しているのですが、菅首相は論点を外し、同じことをいうばかり。行き詰まると議員席の後ろで官僚が急いで書いた答えになっていない原稿を棒読みする。なんともコントを見ているようで笑ってしまいました。笑った後で、この国のいちばん大事なことが話し合われ、決められる場であるはずの国会が軽視されていることに恐ろしさを感じました。
また、しんぶん赤旗がスクープした官房長官時代に消えた官房機密費。
「羊の国家は、狼の政府を作る」エドワード・R・マローのことばが映し出されます。
政府の報道機関になってしまったマスコミ。そのマスコミが流す情報に流され、現状を受け入れてしまう。
狼は牙をむきだして襲ってきます。しかしそれだけではありません。論点を外し、答えにならない答えを繰り返し「回答は差し控える」と説明をせず、「彼らはすぐに忘れてくれるから」とうそぶき、あきらめさせ、絶望の淵へ追い込んでいきます。
自民党衆議院議員の村上誠一郎氏が言います。「自民党、選挙で勝っちゃうんだよね」
いえいえ、もう自民党には任せられません。
内山監督が日本共産党にたどりついた経過は、とことん共産党(8月10日)YouTubeでご覧ください。面白いです。
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