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職場の動き



人間らしく働ける社会こそ
工場岸壁

職場の主人公はわたし達労働者です
「この職場のことを一番分っているのは、その職場に働いている私たち自身である」ということは正しいでしょうか?「この職場のことを一番分っているのは上の偉いさん」でなければ、あるいは、その人にいまいち自信がない限り、これは事実として正しいのではないでしょうか。一見、当たり前のように思えるこの事実をもう少し掘り下げてみたいと思います。

私たちは色んなことを知っている
この職場での仕事の進め方、この職場で仕事をするために必要な技術力、人間の協力関係や必要な要員の数、安全を守り、各自が必要に応じて休むために必要な要員の数などなど、働く私たちは自分の職場の色んなことを知っています。

私たち"抜き"が諸悪の根源?
とすれば、この職場を明るくしたり、良くしていくために、この職場のことを一番分っている私たちが、もう少し発言力を増してもよいはずです。いくら権限があっても、この職場や仕事のことを、あまり分っているとは言えない人達が、この職場を色々といじくってくれるよりは、ずっと職場がよくなるはずです。
職場が、働きにくい、働き甲斐を持てない環境になっているとすれば、職場のことを一番分っている私達のことを抜きにして職場のことが決められていることこそが、その大きな原因ではないでしょうか。仕事の進め方、必要な要員の数、安全のために必要なことなどが、職場のことを一番分っている私達を抜きにして決められていては、その職場が良くならないのは、ある意味当たり前です。

職場の主人公は誰?まかせて
日本共産党は新しい綱領の中で、その職場で働く人が「その職場の主人公」になることを目指しています。その根拠となっているのは、先の「この職場のことを一番分っているのは、その職場に働いている私たち自身である」という事実です。この職場のことを一番分っている人が「この職場をどうしていくか」に関わることが、職場を良くしていけるカギとなるからです。この職場のことを一番よく知っている私たちは、この職場を良くするための改革を相談したり、提案していける大切な存在です。

私たちは本当に頑張って働いてきた
実際に製品を作り、仕事をしているのは私たち自身です。

  • 私達は、技術革新や機械の更新、あるいは馴れないOA化など、職場環境や仕事の変化に遅れまいと、自分を変革し対応してきました。
  • 職場の人が減らされても頑張ってそれを補ってきました。
  • より品質の良いものを生み出し、よりよい技術を生み出してきました。
  • たとえ現実は「やらされ」であっても、QCやKYなどの職場活動などで私たちは、これまでも様々な提案活動を実際にしてきました。
  • 仕事のミスや事故を起こしても、しっかり自分で受け止めて、苦しんできました。
  • 健康を損なうほど忙しくても、他の人に迷惑がかかると、体に鞭打ってでも頑張ってきました。
過去から現在に至るまで、実際に職場や仕事を担ってきたのは、それを命じてきた人たちではない、実際に仕事をしている私たち自身です。そのことを、職場のまわりの人たちと、先ず、しっかりと確認し合いたいと思います。

私たちだって完璧じゃない協力
ただ、私たちは「もの言えば唇寒し」という経験もたくさん持っています。また、職場の中の人間関係も全て良好なわけではありません。

  • 自分が先頭をきって意見したのにまわりのみんなから梯子を外されたような苦い経験も持っています。
  • 上司が悪い、組合が全然動かないからしょうがない、あるいは会社の大きな力には勝てない、などの「あきらめ」もたくさん持っています。
  • そのせいか、問題を他者のせいにしたり、問題に目をつぶって逃げる生活の知恵も身についています。
しかし、そんなことで、私達が職場や仕事を担ってきた大きな大きな意義は、何ら損なわれるものではありません。だから、そんなマイナス指向の部分も含めて、職場の周りの人たちと、一度素直に話し合ってみませんか。良いも悪いも含めて丸ごと人間です。

会社は結構面白い
会社というところは、これが面白いところですが、働いていると、常に、自分を見つめ直させてくれます。自分自身の決断を求められます。このままでええんかいな? こんなところで何してるんやろ? 何のために働いているんやろ? ここでなんか言わなあかんのとちゃうか? こんなんに従わなアカンのやろか?・・・・・・・・
そんな時がチャンスです。会社というところは、これも面白いところですが、働いていると、仕事を通じて、必ず他の人と出会い、話す機会を作ってくれます。まわりにも、同じように思っている人がきっといるはずです。

  • そんな人同士で一度、いや何度でも、職場の集まりや、職場の仲間と、この職場を明るくしたり、良くしていくために、何が欠けているのか、何が必要なのか、を話し合うことから始めませんか。朝と帰りにはみんなで笑顔で挨拶を交わそうでも良いのです。失われたものを取り戻すためには、小さなことから一歩づつです。
  • そして、それを、できれば意見を同じくするもの同士で、職場の他の人たちに提案していくことから始めませんか。
  • そんな場所や機会さえない職場では、それを創っていくことから始めませんか。
それは「この職場のことを一番分っているもの」の権利であり、使命でもあり、そして何より、人間らしく生きるための、大切なプロセスではないでしょうか。
では、なぜ職場のことを一番分っている私たちを抜きにして、その職場のことが決まっていくのか?そのわけも、また機会を見つけて一緒に考えていきたいと思います。

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